あらすじ
大学で文学を研究する青年・鼠家子紋は、ある日、古い文献の中に奇妙な記録を見つける。
そこに描かれていたのは、十二の動物――
子 丑 寅 卯 辰 巳 午 未 申 酉 戌 亥。
しかし、その姿はただの動物ではなかった。
まるで人間のような姿で描かれた、十二人の人物。
なぜ、彼らはこの姿で描かれているのか。
なぜ、同じ人物と思われる存在が時代を越えて記録されているのか。
疑問を追う子紋の前に、文献に描かれた「十二支」とどこか奇妙な繋がりを持つ者たちが、次々と現れ始める。
住む場所も、性格も、境遇もまるで違う彼ら。
それでも彼らには、ひとつだけ共通点があった。
「初めて会ったはずなのに、どこか懐かしい。」
十二人が集まったとき、子紋たちは知ることになる。
自分たちが集められた理由。
そして、長い歴史の中に隠された、「十二支」にまつわる本当の物語を。
これは、十二の運命が交わり、忘れられた真実へ辿り着くまでの物語。