あらすじ
「法律を一行、直そうとしただけですわ」
王太子との婚約を凍結され、北方へ行政監査官として派遣された公爵令嬢リディア・ヴァルクレイン。
任地へ向かう途中、彼女は関所で一人の商人が二種類の税を支払っていることに気づく。
どちらも合法。けれど、本当にそれでよいのか。
そもそもリディアが王都を離れることになったのも、古い婚約規定の一行に疑問を抱いたことが始まりだった。
制度には、それが作られた理由がある。
かつて誰かを守るために必要だった決まりも、時代が変われば現実とずれていく。
ならば、ただ壊すのではなく。
なぜそう書かれたのかを読み解き、残すべきものを残し、今を生きる人々のために書き直せばいい。
警戒心の強い辺境伯アルベルト・ローデンとぶつかりながら、リディアは辺境の制度へ「赤」を入れ始める。
一行から始まる、国と人を読み直す「改稿」の物語。
※超スローバーン恋愛です(「スローバーン」は文字通り、「ゆっくり燃える」ことです)
※「小説家になろう」様にも投稿させていただいております。