あらすじ

王国のため、愛してもいない王子との政略結婚を決められた王女。 結婚式を目前に控えたある日、彼女は城を抜け出した先の街で、一人の不思議な男と出会う。 上品な服装。優雅な振る舞い。少し意地悪で、それでいて誰よりも自由な笑顔。 名前も素性もろくに明かさない彼に、王女は少しずつ惹かれていった。 彼女は王女であることを隠し、男もまた、自分の正体を隠していた。 なぜなら彼こそ、貴族たちを騒がせる王国一の大泥棒――「怪盗紳士」だったからだ。 しかし二人の関係に気づいた婚約者の王子は、男に金を渡して王女の前から消えるよう命じる。 そして王女が目撃したのは、その金を受け取る彼の姿だった。 「……私って、いくらだったの?」 涙を流し、彼に平手打ちをして去る王女。 誤解されたまま迎えた結婚式当日。 大勢の貴族と王族が見守る中、一人の男が式場へと現れる。 「その結婚、少し待っていただこうか」 そして王国一の怪盗は、人生最大の盗みを始める。 狙うのは宝石でも、黄金でも、王冠でもない。 ――花嫁。 これは、自由を知らなかった王女と、何者にも縛られない怪盗が出会い、やがて二人で世界を騒がせる“華麗なる盗賊”となるまでの恋物語。

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小説を読もう2026/09/12
  • 現在の作品怪盗紳士に花嫁を奪われました ~政略結婚から逃げた王女は、彼と共に華麗なる盗賊になる~