あらすじ
「お前は今日限りでパーティーを抜けろ」
勇者パーティーに所属していた青年・レオンは、突然追放された。
理由は――「魔法の威力が低すぎるから」。
火球を撃っても小さな火しか出せず、回復魔法も使えない。 剣も平凡。
仲間からは「何の役にも立たない無能」と笑われていた。
しかし、誰も知らなかった。
レオンの本当の能力――
それは既存の魔法を使うことではなく、新しい魔法そのものを創り出す力だった。
追放された夜。
森で魔物に襲われたレオンは、初めて自分の力に気づく。
「……だったら、こういう魔法があればいい」
その瞬間。
世界に存在しなかった魔法が生まれた。
《創造魔法》
炎と氷を組み合わせた魔法。 傷を治すだけではなく、失われた身体まで再生する魔法。 一瞬で巨大な城壁を作り出す魔法。
そしてやがて――
「勇者より強い魔術師がいる」
という噂が世界中に広がっていく。
一方、レオンを追放した勇者パーティーは知らなかった。
自分たちが追放した青年こそ、
世界の魔法体系そのものを変える存在だったことを。