あらすじ

王命を受け、迷宮に苦しむ街へ先遣隊として送り込まれた、善属性の義賊コルン。 彼に与えられた任務は、迷宮を調査し、その脅威を探ること。 ところがコルンが目をつけたのは、魔物や宝箱だけではなかった。 壁に生える薬草や苔。 魔物が落とす爪や角。 壊れた武器。 使われなかった矢。 解除した罠の木材や金具――。 「欲しがる人がいるなら、これも商品になるよね?」 迷宮を「エサの見本市」と呼ぶコルンは、拾えるものを片っ端から持ち帰り、薬屋、道具屋、鍛冶屋、細工屋、さらには宝飾屋まで、新たな販路を次々と開拓していく。 そんな彼のもとには、堅実な重戦士ガルドや、徹底して魔力と矢を節約する王宮司祭アメリアも加わり、いつしか本格的な先遣隊が出来上がっていく。 しかし迷宮では、小鬼が罠を修復し、未知の転移魔法陣が生き物をどこかへ送り、旧採掘場では巨大な何者かが落石罠を元に戻していた。 この迷宮には、何かがいる。 それでもコルンは、罠を解除し、素材を拾い、情報を買い、街へ持ち帰る。 これは―― 魔物を倒すだけでは迷宮を攻略しない義賊が、拾った素材と人との縁を積み重ねながら、迷宮の秘密へ迫っていく物語。

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小説を読もう2026/09/12
  • 現在の作品義賊コルンの冒険