あらすじ
家賃二万円。風呂付き。駅まで徒歩十一分。
ただし、押し入れには神様が住んでいました。
「我は、この土地を守護する神である」
「じゃあ家賃半分ね」
「……金はない」
金欠の青年・間宮律が事故物件で出会ったのは、神社を失った白髪の神様・白。
威厳は一人前、神格レベルは一。服装も距離感もおかしく、袖からは鍋や神具や、用途不明の何かが次々に出てくる。
偉そうな相手をいじるのが大好きな律は、白と同居契約を結ぶ。
手に入ったのは、レベルとスキル、そして初回無料の神具ガチャ。
「神様のガチャ、百円ショップに負けてないか?」
そんな二人のもとに、人間も怪異も相談に来る。
雨を止めてほしい。死んだ飼い主に会いたい。駅の地下にいるものを追い出してほしい。
どら焼き目当ての妙な配達員まで現れ、静かな一人暮らしは初日で終わった。
願いを解決するほど、白は力を取り戻していく。
けれど、街の神々は、なぜか彼女の復活を恐れていた。
食費でもめて、ガチャで外して、ときどき命懸け。
しょうもない毎日を一緒に暮らす二人が、互いの帰る場所を守るために戦う、同居コメディ×現代神様バトル。