あらすじ
「その事故物件には、捨てられた『記憶』が眠っている——」
バブル崩壊後の空き家問題と、過去に民間業者が放置した「欠陥リノベーション封印」の負の遺産。
事態を重くみた国が事故物件を借り上げて管理する中、武蔵野出張所に新たな依頼が舞い込む。
舞台は、十五年前に住人の怪死事件が起き、そのまま放棄された放置アパート『サニーハイツ301号室』。
現場に残されていたのは、かつての住人が残していった古い家具と、人間に捨てられた悲しみから暴走する「付喪神(つくもがみ)」の怪異だった。
元アングラ不動産の過去に苛まれるリーダー・鞍馬錬。
怪異を憎む元警察の武闘派・獅子王玲司。
現場の激務にキレる建築士・椹木ほたる。
世渡り上手な元市役所職員・雀部泰三。
そして、マイペースな10代の霊素検知士・貓宮葵。
バラバラな5人の前に現れたのは、山口支部から研修にやってきた、お茶を愛するホンワカ老職員・花咲徳次郎(はなさき とくじろう)で——!?
「怪異も古い家具も、丁寧に手入れをすれば安らげるんですじゃ」
破滅的な激突か、それとも温かな和解か。
傷ついた怪異と過去を抱えた人間たちが織りなす、お仕事×現代オカルトファンタジー第2弾!