あらすじ
50歳の会社員だった俺は、激務の末に倒れ、そのまま異世界へ転生した。
前世の記憶を取り戻したのは十五歳の時。
「今度の人生では、死ぬほど働くのは絶対にやめよう」
そう決めた俺は、農家の次男として平凡に暮らし、二十五歳で家を出た後は冒険者になった。
派手な魔法は使えない。
目立つのも嫌いだ。
だからCランク冒険者として、ほどほどに稼ぎ、ほどほどに働く。
そのはずだった。
なぜかギルドの受付嬢に相談され、元Aランクの美女副ギルド長に懐かれ、仕事に疲れた女性たちから次々と話を聞いてほしいと頼まれるようになってしまう。
俺はただ、話を聞いているだけなのに。
前世で身につけた傾聴力と、人を否定せず褒めて伸ばす癖が、異世界の女性たちには妙に効果抜群だったらしい。
目立ちたくない転生おじさんによる、聞き上手すぎる異世界ラブコメ。