あらすじ

私の結婚式に、花婿が七人来た。 十二年にわたる黒竜戦役を終わらせた、顔なき英雄「黒玻璃の騎士」。王女クラウディアは前線と交わした三年間の手紙で、その名の向こうにいる誰かへ惹かれていた。 戦後の国をまとめるため、英雄との政略結婚を受け入れた日。祭壇へ来た花婿は七人だった。顔も年齢も違う男たちは同じ黒い紋章を置き、英雄は一人ではなかったと訴える。 兵士たちは黒い面頬と名前を引き継ぎ、倒れない一人の騎士を演じていたのだ。 だが王国法は、王冠が選んだ一人以外の異議を死刑と定める。条文を書いたのはクラウディア自身。公開審問まで十日。彼女は食い違う証言から三年間の手紙を書いた男を探しながら、自国が作った英雄譚を裁くことになる。 やがて手紙の声へたどり着いた時、その男は、王家にだけは話せない一日を持っていた。 顔ではなく言葉を愛した王女と、愛したから名を隠した男の、婚礼から始まる戦後宮廷恋愛ミステリ。 全27話・毎日20時20分更新・完結保証。

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小説を読もう2026/09/11
  • 現在の作品王女の結婚式に、七人で一人の花婿が来た