あらすじ
紅茶を淹れている最中、前世の記憶を思い出した侍女のメアリ。
前世の彼女は、女性アイドルを静かに推すオタクだった。
そして気付く。
つんとした雰囲気の美人で、愛想はないけれど、誰よりも努力家。
不器用なせいで誤解されがちなアリシアお嬢様は、どこか前世の推しに似ている。
——ああ、私、アリシア様を推してるんだ。
誰にも知られず努力する姿も、弟を心配してこっそり好物を用意するところも、使用人たちをよく見ているところも。
お嬢様は、どう見ても最高だ。
ただその魅力を見つけては幸せそうにしていただけなのに、なぜか周囲の人々まで少しずつアリシアを見る目を変えていき——?
これは、静かなオタク侍女の推し活が、誤解されがちなお嬢様とその周囲を少しずつ変えていくお話。