あらすじ
「森の英雄」ディーター・ホフマン。
「金翼の英雄」ミハイル・ソコロフ。
「鋼鉄の悪魔」クルト・シェーンベルク。
帝国と連邦。
敵対する二つの国家には、それぞれ異なる名を与えられた三人の兵士がいた。
英雄とは、いったい何なのか。
戦果を挙げ、敵を倒し、国を守った者は英雄なのか。
それとも、仲間を守り、生きて帰った者こそ英雄なのか。
増えていく戦果。
その裏で、減っていく人命。
一つの大戦を生き抜いたディーター。
三つの大戦を生き抜いたソコロフ。
そして、二つの大戦を生き抜いたクルト。
彼らは皆、国から英雄と呼ばれた。
だが、三人にとって「英雄」という言葉の意味は同じではなかった。
祖国のために。
仲間のために。
家族のために。
そして、自分自身が生き残るために。
三人はそれぞれの理由で銃を握り、敵を撃ち、戦場を生き抜いていく。
軍人として。
「名前持ち」として。
そして、一人の人間として。
これは、三人の英雄が生きた戦場の物語。
英雄とは誰なのか。
そもそも、英雄などというものは存在するのか。
そんな物語。