あらすじ

「ミア、逃げろ!」 十年前、世界で一番勇敢だった兄は、そう叫んで死んだ。 だから私は兄の遺言を、十年間、本気で守り続けた。 魔物を見たら逃げる。勝てそうでも逃げる。 冒険者ギルドでの評価は万年最低のFランク。二つ名は《ビビリのミア》。 腰に差した兄の形見の剣は、一度も抜いたことがない。 ――だけど。 私が参加した遠征での死者は、七年間で『ゼロ』。 そんなある日、王都に魔王軍が電撃襲来。 飛び交う飛行魔獣、砕かれる大結界。 混乱する軍が出した命令は、最悪の「九万八千人の籠城」だった。 このまま閉じ籠もったら、全員死ぬ。 「戦わなくていい! 英雄になるな! 今日は全員、腰抜けになれ!」 みっともなくて何が悪い。生き残った奴が勝ちだ。 剣を抜かない少女が、王都の裏道と卑怯な知恵だけで九万八千人を連れて逃げ切るお話。 ※約6,000字・一気読み推奨の短編です。 ※読後感すっきり、爽快ハッピーエンド。

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小説を読もう2026/09/11
  • 現在の作品『ビビり』とバカにされましたが、逃げ過ぎたせいで十万人を救って勇者認定されました