あらすじ
西暦改め、太陽系歴2301年。
月への修学旅行中、太陽系開拓ゲームにボロ負けした女子高生・高百穂遥花(たかひほ はるか)。
「実際には、惑星を手に入れることなんて出来ないし!」
その負け惜しみに応じるように、謎の声が問いかけてきた。
『——本当に、そうでしょうか。面白そうなら、やってみませんか?』
「そりゃ、やれるもんならやってみたいけど」
そう答えた直後、身体が光に包まれ——気づけば謎の巨大宇宙船〈アルゴノート〉の中へ。
しかもこの船、科学者や太陽系軍が2年間かけても、船に近づけなかった超危険物件。
さらに統合AI〈ミネルヴァ〉から告げられたのは、まさかの船長就任要請だった。
AIによる厳正な候補者選定の結果、船長候補者5,000人中、ハルカの総合能力は4,649位。低い、あまりにも低すぎる。なのに船長適性だけは、何度計算しても1位。
その理由は——未知を前にして「面白そうだから、やってみたい」と答えたから。
こうして普通のJKは、人類最強の宇宙船の船長になった。
「じゃあ最初の命令。私を月に帰して!」
……後に人類史を変える船長の生活は、そこから始まった。