あらすじ

僕には、神川さんという先輩がいる。 周囲からは嫌われ者として知られているのに、本人はそれを気にする様子もない。金髪のメッシュを入れ、好きなように喋り、好きなように生きている。僕は、そんな先輩を少し羨ましく思っていた。 ある夜、いつものように神川さんの家で鍋を囲んだ僕は、先輩を残してひとり夜道へ出る。そこで酔った男に絡まれ、逃げるために走り出した。 久しぶりに走る身体。蘇ってきたのは、陸上部だった頃の感覚と、片桐先輩のことだった。 僕は何から逃げているのだろう。 そして家へ戻った僕は、眠っている神川さんのそばで、一本のマッキーペンを手に取った。

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カクヨム
カクヨム2026/09/11
  • 現在の作品裸の王様