あらすじ
原初の女神サララが世界を生み出してから幾百年。その亡骸は八角墳に眠り、遺した力は陰陽二極に分かたれ、転生者として今も生まれ続けている。
8歳になったある日、少年ニマの額に赤い阿字が浮かび上がった。熱帯雨林の国アリヴィ・ナードゥに生まれた彼は、その日のうちに斎に見出され、家族のもとを離れて首都の大斎堂へと連れて行かれる。同じ頃、冷涼な草原の国カルナイ・ナードゥでは、別の少年グァンスの額に青い阿字が浮かんでいた。二人は互いの存在を知らぬまま、それぞれの大斎堂で「知恵・断つ力」「慈悲・育む力」を体現する者として育てられていく。