あらすじ
【短編集/不定期投稿】
悩みのない人は、いない。
胸の奥にしまった悩み。
口に出してしまった悩み。
忘れたつもりの、燻る悩み。
人は皆、悩みながらも歩いている。
だから、悩み取り屋も歩いている。
街を歩き。
人を眺め。
悩みを探す。
こちらの人にも、あちらの人にも。
なかなか重そうなものが、ひとつにふたつ。
悩みは重い。
だから、誰かに預けたくなる。
聞いてほしい。
分かってほしい。
どうにかしてほしい。
そんな人のところへ、
悩み取り屋はやって来る。
「お悩み、取らせていただきます」
さあ、見届けよう。
悩みを取られた者の、『しあわせな』人生を。