あらすじ

魔王を追い詰めたのは、勇者ではなく、終わらない書類仕事だった。 領地争いの仲裁、食糧不足への対策、部下が起こした不祥事の後始末。 誰もが恐れる魔王ゼロ・アルフレッドは、今日も机に積まれた書類の向こうに朝日を見ていた。 「……もう魔王、やめたい」 欲しいのは世界の半分でも、人類の服従でもない。 好きな時間に起きて、温かいご飯を食べて、眠くなったら昼寝をする。 そんな、ごく普通の暮らしだ。 ついに後継者へ魔王の座を譲ったゼロは、素顔を隠していた仮面を外し、人間の青年レオンとして旅に出る。 そこで見つけた、新たな目標は——まさかの勇者。 認定条件は、S級指定魔物を十体討伐すること。 人間たちにとっては命懸けの偉業だが、元魔王にとっては、山積みの書類と格闘するよりずっと気楽な仕事だった。 ところが、気ままな旅の途中で人を助け、魔物を倒しているうちに、行く先々で噂が広まってしまう。 「俺はただ、ゆっくり暮らしたいだけなんだけど……」 頼られれば断れず、困っている人がいれば放っておけない。 そんなお人好しの元魔王のもとには、今日も誰かが助けを求めてやってくる。 これは、休みたい魔王が仲間とともに自由を満喫しながら、うっかり人間たちの英雄になっていく物語。

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小説を読もう2026/09/11
  • 現在の作品限界社畜魔王様は、癒しを求めて勇者に転職するそうです!〜元魔王の息抜きが、人類の伝説になっていく〜