あらすじ

高校生の俺は、ある夜、自室で奇妙なノイズを聞く。 その直後、知らない番号から届いたメッセージ。 「鳥居を見た?」 翌朝、通学路にある小さな神社から、昨日まで確かに存在していた鳥居が消えていた。 友人に尋ねても、誰も鳥居の存在を覚えていない。 しかし、俺のスマートフォンには、鳥居が写った写真が残っていた。 そして写真の中には、本来いるはずのない「俺」が立っていた。 やがて現実そのものに、少しずつ異変が起こり始める。 記憶と記録が食い違う。 友人の言葉が信用できなくなる。 昨日まで存在していたものが、最初から存在しなかったことになる。 そして、消えた鳥居は「境界」ではなかった。 それは、人間の記憶と現実を繋ぐ、別の何かだった。 ノイズの中から聞こえてくる声は告げる。 「信じるな」 誰を信じればいいのか。 そもそも、今ここにいる「俺」は、本当に俺なのか。 現実への不信が、自分自身への不信へ変わっていく現代ホラー。

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カクヨム
カクヨム2026/09/10
  • 現在の作品ノイズの向こう側