あらすじ

--- この世界について --- 剣がある。魔法がある。魔獣がいる。魔王もいる。 水道も電気もガスもカラオケもない。 夜の明かりは暖炉と松明。魔獣の油から作る上等なろうそく。人々は太陽とともに起き、太陽が沈めば眠る。 文明や暮らしぶりは、二条の目には中世ヨーロッパに近く映る。 もちろん、本物の中世ヨーロッパを知っているわけではない。だいたい本と映画とゲームで得た知識である。 そんな世界の片隅。 三か月も雨が降らず、税として食料も家畜も取り上げられた小さな村に、一人の日本人が現れる。 彼は勇者ではない。賢者でもない。 会社では「二条君」と呼ばれていた、ごく普通の山好きである。 ただし、背負っていた四十五リットルのバックパックから、国家を作りたがる黒い花が咲いた。 これは、国王になる気など一切なかった男と、国を作る気だけは満々だった黒花が、滅びかけた土地で始める建国騒動記である。 なお、建国後の国家予算はない。

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小説を読もう2026/09/11
  • 現在の作品もう! この国は終わった‼ ー黒花国家建国騒動記ー