あらすじ

珊瑚(さんご)、十七歳。得意技は毒草の見分けと死体の観察、苦手なことは愛想笑いと出世欲。凰国(おうこく)の名家・陶家(とうか)で下働きをしながら、実は「毒見役」という裏稼業を営んでいた彼女は、後宮入りを控えた貴族令嬢・董麗珠(とう れいじゅ)の毒殺未遂騒動に巻き込まれる。 命を救った礼のつもりが、麗珠本人から出た言葉は――「後宮に行きたくないから、代わりに行ってきて」。断る間もなく、珊瑚は"董麗珠"として後宮の門をくぐることになる。 期間限定のはずだった身代わり生活。しかし毒物知識でひとつずつ謎を解くたびに、後宮の女たちの間では「神算鬼謀の寵姫」という評判が独り歩きし、勘違いは止まらない。そこに現れた美貌の監察官・沈白澗(しん はくかん)は、彼女の正体に気づいているのかいないのか、妙に距離を詰めてくる。 これは、毒にしか興味のなかった毒見役が、うっかり後宮を制していく成り上がり譚。

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小説を読もう2026/09/11
  • 現在の作品毒見の呟き ~身代わり妃、後宮とりかえ伝~