あらすじ
ある事故によって、過去の記憶をすべて失った中学生・君野吉郎《きみの よしろう》。
すべてを失い、何も覚えていない彼の隣にいたのは、たった1人の少女――桜谷瑠璃子《さくらたに るりこ》だった。
君野は何も知らぬまま、「恋人」を名乗る彼女と日々を過ごしていく。
しかし桜谷には、ある不思議な力があった。
【呪いのキス】
彼女が君野にキスをするたび、君野は桜谷に関する記憶だけを失ってしまう。
何度忘れられても、君野との関係をやり直す桜谷。
何も知らないまま、何度でも彼女に惹かれていく君野。
繰り返される2人の恋愛は、やがて過去に隠されたひとつの真実へと繋がっていく―――
なぜ彼女のキスは、君野から彼女の記憶だけを奪うのか。
なぜ君野は、桜谷を忘れても再び彼女に惹かれてしまうのか。
そして――
桜谷が愛し続けてきた「薔薇色の記憶」は、本当に存在したのか。
初恋を、何度でもやり直す。
そしてすべてが明かされた時――
君野だけは、何も知らない。
記憶と愛をめぐる青春心理ミステリー。
※少年同士の恋愛・ブロマンス要素を含みます。