あらすじ
ベルモンド商会の会長クラリッサが秘書を募集したところ、面接に現れたのは、なぜか国王の弟レオンハルトだった。
外交も商取引もこなす超有能な王弟を雇うつもりなどなかったのに、採用試験では文句なしの実力を見せつけられ、結局クラリッサは彼を秘書として迎えることに。
ところがレオンハルトは、仕事だけでなくクラリッサの好みまで妙に詳しい。
疲れれば好物の菓子を用意し、仕事を先回りして片づけ、時には手の甲へキスまでしてくる。
距離を詰めてきたかと思えば、拒めばあっさり引く。
そんな日々を重ねるうちに、クラリッサは少しずつ彼が隣にいることに慣れていく。
けれど、ある縁談をきっかけに気づいてしまった。
――もしかして私、この人に口説かれている?
しかもレオンハルトが秘書になった理由は、最初から仕事ではなく――。
超有能で余裕たっぷりな王弟殿下に、気づかないうちにじわじわと逃げ道をなくされていた商会長の、甘い恋のお話。