あらすじ

「公爵夫人の務めは、笑って座っていることだ」 八年間、公爵家の商談の席に座ってきたテオドラは、そう言われて離縁された。夫は愛人を新しい夫人にし、私の席へ座らせるつもりらしい。 「では、笑って座ります。大陸じゅうの商談の席に」 最初の席は、隣国の穀物商会だった。公爵家で私の隣に座っていた商会長が、慌てて椅子を引く。 「奥方、あなたが笑わない契約は破談になる。知らなかったのか?」 「知っていましたわ。八年、ずっと」 港でも山でも、私が笑って座った席から契約が結ばれていく。そのたび、元夫の領地から商人が一人ずつ減っていく。 笑うのは仕事。怒るのは趣味。惚れるのは、たぶん今から。 三十歳の公爵夫人(元)が、大陸の商いを笑顔で回す再出発。

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カクヨム
カクヨム2026/09/10
  • 現在の作品「公爵夫人の務めは、笑って座っていることだ」と離縁されましたので、大陸じゅうの商談の席に笑って座ります ~元夫の領地には、商人が一人も来なくなりました~