あらすじ
レオナは、死ぬたび数十年後の未来に目覚める。
次に目を覚ますころには、知っていた人は歳をとり、町は姿を変え、世界には新しいものが生まれている。
そして、そんな彼女と何度も出会う魔物がいる。
かつてレオナに命を救われた、グレイホーンだ。
二人が出会い、別れ、また出会うあいだにも、人々は生き続ける。
怪物を恐れて歩いていた街道には宿場ができる。
怪物と戦う者たちは、やがて冒険者と呼ばれる。
不思議な力を持つ石は研究され、魔法は技術となり、学問になっていく。
勇者も、魔王も、冒険者も、当たり前のように使われる魔法も。
最初から存在していたわけではない。
レオナが死んでは未来へ送られる、その数百年の先で、
世界は少しずつ、私たちの知る「いつもの異世界」へ近づいていく。
これは、レオナとグレイホーン、そして彼らの生きる世界そのものが歩んだ、長い時間の物語。