あらすじ
「気合いや根性はコスパが悪い。東大は『データ』と『ハック』で攻略できる」
地方の底辺校に通うギャル。
彼女は、エリート進学校に通う幼馴染から「お前みたいなバカが東大? 一生無理だね」と全否定され、悔し涙を流していた。
そんな彼女の前に現れたのは、学年一の変わり者で極限の「ミニマリスト」である俺。
部屋には机とタブレットのみ。実は模試で全国トップクラスの成績を叩き出している俺は、彼女に東大合格のための「最短経路(ハック)」を提示する。
「参考書は一冊残してすべて捨てろ。難問は1秒も考えずに白紙でいい」
俺の教えるメソッドは、常識を覆すものばかりだった。
過去数十年分の過去問を相場のチャートに見立て、MACDやRSIといった独自のテクニカル指標を応用して今年の出題トレンドを完全予測する【過去問テクニカル分析】。
集中力を削ぐノイズを消すため、物理SIMを抜かせてスマホを文鎮化させる【デジタルデトックス】。
そして、血糖値の乱高下を防ぎ極限の集中状態を作るための【1日1食・夜の玄米生活】。
最初は、俺の冷徹でロジカルなスパルタ指導に文句を言っていた彼女。
しかし、圧倒的な効率で自分の偏差値が爆上がりしていくにつれ、態度は「反発」から「絶対の信頼」へ、そして「甘い恋心」へと変わっていく。
殺風景だった俺の部屋は、いつしか彼女が握った玄米おにぎりが並ぶようになり、二人きりの密室で距離感はおかしくなっていき――。
「ねえ、東大に受かったら……勉強以外のことも、教えてくれる?」
無駄を極限まで削ぎ落とした、底辺からの下克上。
非効率な詰め込み勉強で消耗するエリートたちを、最強の『データ分析』で叩きのめす、痛快・東大ハックラブコメディ開幕!