あらすじ
『未完成の人類』11万文字。『何か聞こえる心療内科』5万文字。合わせて16万文字以上の小説を、短期間で書き上げた55歳。自分でも「俺、結構やれるんじゃないか?」と思い、ひょっとしたらアニメ化だって夢じゃない――そんな妄想を抱きながら投稿サイトの管理画面を開いた。
そして、愕然とする。
数字は驚くほど伸びず、ランキングにもかすりもしない。どうやら小説というものは、書けば読まれるという単純な世界ではないらしい。
そこで55歳は、こぱいちゃんに助けを求める。
「みんながクリックしたくなる作品を作りたい」
SFを書いた。日常系も書いた。
では、その次は何を書く?
AIと一緒に「読まれる小説」を目指して、55歳の迷走が始まる。
はたして55歳の挫折は、いつになったら来るのか?