あらすじ
高校3年生の夏休み。
俺は机に向かって勉強していた。
もうすぐ受験シーズン。
まとまって勉強できる最後の期間。
ゲームで言うなら最後のレベル上げの仕上げ。
気づけば夜も深まってきた。
スマホの通知が鳴る。
10年以上の付き合いになる幼馴染のあおいからのメッセージだった。
「明日朝9時に駅改札前集合!!」
相変わらずの理不尽さ。
こうなっては聞く耳を持たない。
俺は諦めて眠りにつく。
次の日、あおいと集合して告げられた。
「海を見に行こう」
海に向かう道すがら、いろんなことを思い出す。
あおいと過ごした日々はどれも思い出深い。
もうあおいのことで知らないことなどないと言い切れるぐらい。
それでも今になって思う。
今日ほどあおいのことを知った1日はなかった。