あらすじ
人間と同じ姿を持ちながら、老いることのない一族――守人。彼らは生まれながらに《Calamità》という呪いを抱え、心が憎しみに染まった時、その力は本人の意思さえ奪って暴走する。
守人のいない国レグナリアで暮らす青年ルークは、幼い日に森で二人の少女に救われた記憶を胸に、軍務局で働いていた。やがて彼は、歴史から消された戦争と、守人を殺す兵器《アーク》、そして三大国の狭間に生まれた第四国家アルカディアの存在を知る。
そこを治めていたのは、かつてルークを救った少女たち――アステリアとセレナだった。
人間を憎めば世界を滅ぼしかねない者たちと、彼女たちの力を恐れる人間たち。互いに怯えるのではなく、共に生きられる未来を願った二人を守るため、ルークは国を敵に回す覚悟を決める。
これは、救われた少年が、今度こそ誰かを救おうとした物語。