あらすじ

【――勇者は、生まれた時から勇者だったわけではない――】 十歳にして聖剣を携え、七つの王国から認められた少女勇者カリナ・ウィングス。 彼女は精霊エリュシオとともに、魔法剣士騎士団アルカナヴァンガードを率い、魔王軍との戦いの日々を送っていた。 けれど、まだ十歳。 寝坊して仲間に叱られ、一人ではできないことも多い。 周囲の大人たちに守られ、教えられ、支えられながら歩き始めたばかりの、未完成な勇者だった。 それでも――誰かの命が危険にさらされた時、カリナは迷わず聖剣を抜く。 「助けられる人がいるなら、助けたい」 その思いこそが、人々を彼女のもとへ集めていく。 物語はまず、十歳のカリナが王都を襲う魔王軍の大規模テロに立ち向かうところから始まる。 そして、その戦いを終えた時―― 時は四年前へと巻き戻る。 六歳、 両親を魔王軍の侵攻で失い、剣も、仲間も、帰る場所すら持たず、一人で歩いていた幼い少女。 そこから始まるのは、後に「救世の勇者」と呼ばれることになるカリナの長い人生の物語。 孤児院での出会い、 戦争と別れ、 仲間との絆、 剣を学び、戦うことを知り、そして伝説の聖剣レギオンブレイドと、その剣に宿る精霊エリュシオとの運命の出会い――、 カリナは最初から強かったわけではない。 最初から正しい答えを知っていたわけでもない。 泣き、迷い、失敗し、誰かに助けられながら、 やがて今度は、自分自身が誰かを守る側へと成長していく。 〝ひとりの少女が十年という歳月をかけて、自分なりの「勇者とは何か」を見つけていく〟 少女カリナと精霊エリュシオ、 二人の絆を軸に描く、本格ビルドゥングスロマン×ハイファンタジー戦記、 【 これは、世界を救った勇者の物語ではない。 世界を救う勇者が、生まれていくまでの物語である】

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小説を読もう2026/09/10
  • 現在の作品聖剣に選ばれた孤児の少女は、10歳で騎士団長になる ―少女と精霊の聖剣十年戦記―