あらすじ
________“デスゲーム”。
アニメ、漫画、小説など、物語を愛する者なら、一度は耳にしたことのある単語であろう。
簡潔に説明するなら、それは命を懸けた遊戯。
デスゲームにおいて“負ける”ことは、即ち“死”を意味する。
表社会において、そんなものは実在するわけがないと、ただの都市伝説や絵空事として囁かれていた。
しかし________西暦2058年の日本、“デスゲーム”は、裏社会において確かに存在した。
命のやり取りというものは、空想上のものであれ、現実のものであれ、人を魅きつける。
“観客”としても、“プレイヤー”としても。
自らの意志で、ゲームの世界に身を投じる者も少なからずいたのだ。
死生観の捻じ曲がった世界に入り浸る者もまた、どこか人としてズレていた。
その中の1人、有凪鈴音……プレイヤー名を《有栖》という。
お話の幕開けは、有栖の参加が6を数えたある時。
ある者の苦痛で、悲哀であり、またある者の歓喜で、救済で、愛で、……そして、快楽である。
これは、そんな物語だ_______。