あらすじ
四月二十四日。
その日、私は殺された。
目を覚ますと、また四月二十四日の朝だった。
夢だったのだと思った。
けれど、胸元には見覚えのない紋様が刻まれていた。
十二の目盛り。
そして、死ぬたびに一つずつ減っていく。
最初は偶然だと思った。
二度目は何かがおかしいと気づいた。
三度目には、母まで巻き込まれた。
私は、同じ一日を繰り返している。
誰かが私を殺している。
けれど、その「誰か」が誰なのか分からない。
同級生。
親友。
教師。
そして、私自身が知らない何か。
調べるほど、日常の裏側に隠されていたものが少しずつ姿を現していく。
加護とは何なのか。
十二という数字は何を意味するのか。
なぜ私は、この一日から抜け出せないのか。
――あと何回、死ねばいい?
十二回目を迎えたとき、私は何を知ることになるのだろう。
これは、少女が十二の命を削りながら、
自分を殺す「誰か」を探す物語。