あらすじ
「三人寄らばなんとやら」
伯爵令嬢、悪役令嬢、そしてその母親。
本来なら恋愛小説の中で、それぞれ敵対するはずだった三人の女性には、ある共通点があった。
――全員、前世が同じ「紺野亜里香」だったのだ。
婚約破棄をきっかけに集まった三人は、原作とはまるで違う展開に困惑しながらも、互いの前世を照合。
好きな食べ物も、会社で嫌いだったお局様も、前世の名前まで完全一致。
「「「こんなのありか!?」」」
こうして三人の紺野亜里香は、原作のクズ男コモノ・ウラギール侯爵を潰すため、「乙女協定」を結成する。
社交界からの評判、領地経営による経済攻撃、そして原作で噛ませ犬にされた有能イケメン公爵へのアプローチ。
三人それぞれの立場を利用し、クズ男を追い詰めていく。
しかし、コモノの異常な「魅了」の力には、上級悪魔との契約が関わっていた。
「女を不幸にした場合、その不幸に応じて力を得る」
だが、三人とも幸せになってしまった現在、契約の条件は一つも満たされていない。
「不幸ローン・リボ払いってこと?」
契約不履行となったクズ男から、悪魔は容赦なく力を引き上げる。
果たして三人の同一転生者は、原作の悲劇を回避し、幸せを掴むことができるのか?
そして国外追放されたクズ男を待っていた、最後の運命とは――。