あらすじ

侯爵令嬢アリシア・フォン・ローゼンベルクは、その美貌と完璧な振る舞いから「冷酷な悪役令嬢」と噂されていた。しかし実際の彼女は、誰よりも責任感が強く、王国を陰から支える名門侯爵家の後継者だった。 ある夜、王宮の舞踏会で婚約者である第一王子レオンハルトは、平民出身の令嬢ミリアを伴い、アリシアを断罪する。ミリアへの嫌がらせや毒殺未遂など数々の罪を着せられたアリシアは、多くの貴族たちの前で婚約破棄を宣言されてしまう。 誰もが彼女の破滅を確信した。 しかしアリシアは動揺するどころか、静かに婚約破棄を受け入れる。 実は王家が今まで繁栄できたのは、ローゼンベルク侯爵家の資金力と政治力に支えられていたからだった。婚約破棄を機に侯爵家が支援を打ち切ると、王国の経済は一気に傾き始める。 一方、王子の寵愛を受けたミリアは王妃気取りで贅沢三昧の日々を送り、王国の財政悪化に拍車をかけていた。 やがてアリシアは、忠実な執事と共にミリアの不正行為や虚偽証言の証拠を集める。そして王国が破綻寸前まで追い込まれた時、彼女は全ての真実を世間に暴露する。 ミリアは王子を利用するために数々の嘘を重ねていたことが判明し、不正に加担した者たちも次々と失脚。アリシアを断罪した王子は王位継承権を剥奪され、愚かな判断で国を傾けた責任を負うことになる。 そんな中、アリシアは隣国の皇太子ルシアンと再会する。彼だけは昔からアリシアの才能と誠実さを理解していた。傷ついた彼女を支え続けたルシアンとの間に、やがて本物の愛が芽生えていく。 冤罪で追放された悪役令嬢が、自らを陥れた者たちを鮮やかに見返し、真実の愛と幸福を掴み取る痛快ざまぁファンタジー。最後に笑うのは、決して諦めず誇りを貫いた少女だった。

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小説を読もう2026/09/10
  • 現在の作品悪役令嬢は笑わない