あらすじ

回復魔法がある異世界で、ひよりに使えるのは、少しだけ身体の声を聴く手と、「まず、吐き切りましょうか」という言葉だけ。 異世界へ迷い込んだひよりは、町の外れに小さな整体所を開く。 肩が上がったまま眠れない荷運び人。怖くて身体を丸めてしまう人。誰にも「休んでいい」と言われなかった人。 すぐに治すことはできない。 けれど、身体はちゃんと戻ろうとしている。ひよりは、その力を邪魔しないように、そっと手を添える。 やがて施術所には、行き場を失った子どもたちが集まり始める。 魔族のみなしご、魔物の子、そして、かつて世界を見下ろしていたエンシェントドラゴンが再生した子。 みんなを「普通」にするのではなく、それぞれが安心して眠り、泣き、笑える居場所をつくるために。 植物と手書きの施術メモ、育ちすぎるミニトマトに囲まれた小さな整体所から始まる、ほのぼの異世界整体ファンタジー。

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小説を読もう2026/09/10
  • 現在の作品異世界整体師ひより ――吸う前に、吐く。