あらすじ
ブラジル大統領選で左派のダ・シルバ氏が勝利し、ボルソナロ前大統領の支持者たちが選挙結果を不服としてブラジリアの議事堂などを襲撃する。
郊外で自動車整備工を営むセッテは、SNSで知り合った「同志」マテオに誘われ、デモに参加する。初めて直接会ったマテオは、SNSで見せていた勇ましい人物像とはかけ離れた、神経質で小汚い男だった。
そんなマテオから渡されたカバンの中には、爆弾が入っていた。
マテオは自分が爆弾を投げると言い、セッテにはカバンを持っているだけでいいと言う。釈然としないながらも、セッテは彼を信じ、群衆の中へと入っていく。
やがて爆弾が投げ込まれる。しかし爆弾は機動隊には届かず、群衆の中で爆発。セッテはその場で逮捕される。
一方、病院のテレビで暴動を眺めていたボルソナロ本人は、支持者たちの騒ぎにもほとんど関心を示さない。
「同志」を信じて行動した一人の男だけが、爆弾の責任を背負うことになる。