あらすじ
中学卒業から十年。
二十五歳になった仲間たちは、久しぶりに母校へ集まることになった。
目的は、十年前に埋めたタイムカプセルを開けるため。
そこに入っていたのは、十五歳の自分から届いた未来への手紙だった。
夢。
約束。
忘れたはずの想い。
そして――言えなかった「好き」。
図書室でひそかに想い続けていた少女。
親友として隣にいた少年。
叶えた夢、変わった夢、まだ追い続ける夢。
十年という時間は、人を変える。
けれど、大切だった気持ちまで消してしまうわけではない。
過去を後悔するためではなく、
未来へ進むために。
あの日の自分から届いた言葉が、
止まっていた時間をもう一度動かしていく。
これは復讐の物語ではない。
失ったものを取り戻すだけの物語でもない。
十五歳の自分と向き合いながら、
二十五歳の彼らが新しい一歩を踏み出す――