あらすじ
目を開けると、そこは現代ではなく過酷な異世界だった。
脂で固まった長い髪に、土と煤で汚れた肌。
強烈な体臭と口臭を放つ毛むくじゃらの男に息がかかるほどの近距離で見つめられ、抵抗も虚しく貫かれてしまう。
絶望と、獣のような男のリズムに裏切られていく自分の身体。
涙が滲み、「誰か助けて!」と強く願ったその瞬間、ヴォンと目の前に光る映像が浮かび上がった。
戦闘能力? ステータス数値? 違う。
画面に並んでいたのは、見慣れた現代の通販サイト【天ゾン】のカートだった――!
「口が臭いのよ。まずはこの歯ブラシで磨きなさい!」