あらすじ
ゆっくりと世界が凍りついていく冬の国。
地下薬草園で働く現実主義の薬師エルマは、ある日突然、世界を暖めるための生け贄【火守りの聖女】に指名されてしまう。
「お給料分の仕事」と淡々と受け入れ、いざ出発!……と思いきや、旅立ちの当日に衝撃の事実を告げられる。
エルマが地下牢へ向かうと、そこにいたのは全身傷だらけのくせにヘラヘラと笑う、死にたがりの奴隷剣士ギルバート。その首には、「聖女が死ぬと守護者も死ぬ」と言い伝えられる起源不明の【黒い首輪の痣】が浮かび上がっていた。自分を怪物扱いしない冷徹な薬師聖女に、ウザ絡みをしつつも懐き始める死にたがりの騎士。
『薄明の棺巡礼』と名付けた、片道切符の凸凹二人旅。一本道のルートを進む先、泊まり先の街で次々と巻き込まれる奇妙な怪事件やトラブルを、彼女の「知識」と彼の「武力」でサクサク解決していくバディファンタジー!