あらすじ

十一月、冬の始まり。 夜の十時を過ぎた頃、俺はAと出会った。 一目惚れから始まった、高校生の俺たちの恋。 好きな曲を歌った夜。 ファミリーレストランで笑い合った時間。 冬の夜道で繋いだ手。 家の前で交わした抱擁。 駅で言い合った「行ってらっしゃい」。 これからもっと、君のことを知っていけると思っていた。 けれど、その恋はたった一か月で突然終わった。 あれから六年。 いろんな人と出会い、恋人もできた。 それでも、あの頃のように誰かを心の底から好きになることができない。 俺の記憶の中で、Aだけが今もあの頃のまま笑っている。 今、君はどこで何をしているんだろう。 幸せなのかな。 もう一度恋人になりたいわけじゃない。 ただ一度だけ会って、聞いてみたい。 「あのときのこと、覚えてる?」 六年経った今も消えない、たった一か月の恋の記憶。 ※本作は実体験をもとにしたフィクションです。プライバシー保護のため、人物名や一部の設定・表現を変更しています。

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カクヨム
カクヨム2026/09/09
  • 現在の作品十一月、君と過ごした一か月