あらすじ
童子ちゃんはイケメン好き
座敷わらしの子どもたちを育てる、一人の「ママ」。
元気いっぱいで、いたずら好きで、ちょっぴり甘えん坊な座敷わらしちゃんたちは、ママのことが大好き。
なのだが、ひとつだけ、とんでもない困った共通点があった。
それは――みんなイケメンが大好きなこと!
ある日、街でイケメンを見つけた座敷わらしちゃんたちは、
「ママ! あのお兄ちゃんのお家がいい!」
「絶対あそこに住む!」と大騒ぎ。
「ちょっと待ちなさい! 勝手に引っ越さないの!」
ママの制止もむなしく、座敷わらしちゃんたちはイケメンの家へ。
しかも、ただ住み着くだけでは終わらない。
家の中の物を勝手に動かしたり、家主の恋愛を応援したり、時には余計なことをして恋を大混乱させたり。
そのたびにママは、と謝り続けることに。
ところが、騒動を繰り返すうちに、座敷わらしちゃんたちが家にやって来たことで、笑顔を取り戻していく人たちがいることにママは気づいていく。
寂しかった人が笑えるようになったり、すれ違っていた家族が仲直りしたり、恋に臆病だった人が大切な人へ想いを伝えられるようになったり。
最初は「イケメンだから」という理由だった座敷わらしちゃんたちの行動。
けれど次第に、彼女たちは「この人を幸せにしてあげたい」という気持ちを持つようになっていく。
そんな子どもたちを育てるママ自身にも、少しずつ変化が訪れる。
いつも子どもたちのために頑張っているママの前に、一人の優しい男性が現れる。
座敷わらしちゃんたちは大喜び。
「ママ、この人イケメン!」
「ママのお婿さんにしよう!」
「やめなさい!」
ママの恋まで勝手に応援し始める座敷わらしちゃんたち。
笑って、怒って、泣いて
ケメンを追いかけて大騒動を巻き起こす、可愛い座敷わらしちゃんたち。
そんな子どもたちに振り回されながらも、誰よりも深い愛情で守るママ。
これは、笑いあり、恋愛あり、涙あり。
最後には心が温かくなる――
座敷わらしちゃんたちとママの、幸せな家族の物語。