あらすじ
最初に必要だったのは、剣でも杖でもなく、砂を洗う皿だった。
土石流に巻き込まれ、七歳ほどの姿で異世界に迷い込んだ俺。言葉も帰り道も分からないが、三十四年間の記憶と、砂金採りの経験は残っていた。
木の盆で砂を洗えば、金が出る。
金が集まれば、溶かしてみたくなる。
ふいごを作り、炭火に風を送り、冷めた金を叩いて伸ばす。
少女リリアと三か月続けた砂遊びは、そうして小さな指輪になった。
けれど、金の使い道は装飾品だけではないらしい。この世界では、魔術にも必要な材料なのだという。
だったら、金属の扱い方も、魔術の仕組みも覚えたい。自分の採った金で、次は何が作れるだろう。
借り物の道具から始めて、できることをひとつずつ増やしていく、異世界ものづくり譚。
※本文の作成に生成AIを使用しています。作者が物語の方向づけ、砂金採取などの経験に基づく指摘、原稿レビューを行い、対話を重ねて改稿しています。