あらすじ
海辺の街、夕凪市。
私立夕凪学園に通う中学生、泉ペロ子と夕張メロ子は、いつも一緒にいる大親友。
ある日、二人の暮らす夕凪市で、時計が逆回転したり、物が勝手に動いたり、人々の感情が突然変化したりする奇妙な事件が起こり始める。
そんなある日の昼休み、二人は学校の裏庭で不思議な生き物、キャファールと出会う。
「お待たせしました!あなたたちが私の運命の魔法少女です!」
突然告げられた衝撃の事実。
半信半疑の二人だったが、キャファールから渡された魔法のアイテム、
ペロペロスティックとちゅっちゅミラー。
二人は魔法少女へと変身し、夕凪市を襲う「悪い魔法使い」と戦うことになる。
最初は何も分からない二人だったが、戦いを重ねるうちに、二人の魔法には不思議な力があることが判明する。
それは、
二人が一緒にいるとき、魔法の力が何倍にも強くなること。
喧嘩をすれば魔法は弱まり、互いを信じれば強くなる。
まるで二人の心そのものが、魔法になっているかのようだった。
やがて二人は、悪い魔法使いたちが単に街を襲っているのではなく、人々の「夢」「思い出」「大切な気持ち」そのものを奪おうとしていることを知る。
そして、キャファールもまた何かを隠していることが分かっていく。
「どうして私たちが魔法少女なの?」
「なぜ、二人じゃなきゃいけなかったの?」
「魔法の世界で、一体何が起きているの?」
戦いの中で少しずつ明らかになる、魔法少女に選ばれた理由。
やがて二人の前には、**「本来なら二人は魔法少女になるはずではなかった」**という衝撃の真実が突きつけられる。
さらに物語が進むにつれ、夕凪市そのものに隠された秘密と、二人の運命に深く関わる謎の人物が姿を現す。
二人の友情は、時にすれ違い、傷つき、離れそうになる。
それでも最後に二人が選ぶのは、
「一緒にいたい」
という、あまりにも普通で、だからこそ強い願いだった。
魔法少女になったから二人なのではない。
二人だったから、魔法少女になれた。
これは、世界を救う魔法少女の物語であり、
同時に、
たった一人の大切な友達と出会えた少女たちの物語。
そして二人の「ペロペロ」と「ちゅっちゅ」が、夕凪市の運命を大きく変えていく――。