あらすじ
ある日、一人の異世界の大賢者が、何の前触れもなく現代へ現れた。
そして彼は、まるで思いつきのように――
全人類へ魔法を授けてしまう。
炎を操る者、瞬間移動する者、奇跡の治癒を行う者。
人類は一人につき一つの魔法を得たことで、科学だけでは説明できない新たな時代へ足を踏み入れる。
しかし、その奇跡が変えたのは、人々の生活だけではなかった。
宗教、医療、政治、犯罪、芸能、教育、そして死後の世界――。
魔法は世界の常識を書き換え、人類の価値観そのものを揺るがしていく。やがて大賢者は地獄までも訪れ、長年信仰の対象でしかなかった「あの世」の存在さえ、人類の前へ明らかにしてしまう。
これは、一人の勇者の英雄譚ではない。
魔法という奇跡によって人生を変えられた、世界中の人々の記録である。
人類史を塗り替えた「あの日」を、多彩な人物たちの視点から描く近未来群像ファンタジー。
※本作は、過去に執筆・公開した未完作品の再掲載です。
当時の文章と創作姿勢を振り返る目的から、本文には原則として加筆・修正を行っていません。
現時点では続編執筆および完結の予定は未定です。