あらすじ
婚約破棄された暗黒王女・バイオレットは、悲しむどころか手帳を取り出した。
「もう一度お願いします。いいネタが拾えそう……」
物語を書くことにしか興味がない彼女だったが、その直後、祖国が滅亡。
王女の身分も失い、女子寮の屋根裏で内職暮らしを始めることになる。
そんな彼女の前に現れたのは、性格最悪、頭脳明晰、そして字だけは壊滅的に汚い公爵家三男デュラハン。
「お前、もう一度王女に戻りたくないか?」
王国再建なんて面倒くさい。
できれば本を読んで、物語だけ書いて暮らしたい。
一方のデュラハンには、権力も地位も秘密も手に入れたい大きな野望がある。
利害一致から手を組んだ、根暗な創作魔王女と腹黒な悪筆公子。
質屋に眠る三種の国宝、謎の魔導神殿、暗躍する王侯貴族たち。
滅びた王国を巡る騒動は、いつしか二人を世界の中心へと押し上げていく。
これは、恋より友情、正義より実利。
少し変わった二人が、滅びた王国も野望も、ついでに全部手に入れるじれじれありの物語!