あらすじ

「どうせ夢なら、暴れなきゃ損でしょ!」 夜に目覚めた「超リアルなゲーム風中世世界の明晰夢」を見る女子高生、金緑逢里。 彼女は「夢だから無敵」という思い込みから、五歳の公爵令嬢の体で脳のリミッターを完全解除し、初期装備の宝剣を手に目覚めて早々ハイスピードで大暴れ! 天井へ全力で剣を投げ放ち、そのまま床で爆睡した。 翌朝、目覚めた本来の持ち主・公爵令嬢アレクサンドラことアリーを襲ったのは、引き千切れそうなほどの「超絶筋肉痛」。 さらに見上げた天井には、夜の自分が宝剣で襟元を縫い付けた、見知らぬ情報屋の男が丸一晩吊るされていた。 奇行や不審者の侵入がバレれば、一発で廃嫡か幽閉の崖っぷち。 満身創痍の五歳児はハサミを手に男を救出し、「処刑されたくなければ共犯者になって、夜のわたくしを監視しなさい」と冷酷に脅しつける。 ゲーム感覚で第二王子を全力ビンタして婚約破棄を迫ったり、盗賊団に正面から単騎突撃したり、夜が来る度世界の物理法則を置き去りにして猪突猛進する逢里。 その裏で、激痛とトラブルのツケを払わされる令嬢と、昼夜を問わず限界までこき使われる不憫な情報屋は、今日もいっそ夢であることを願いながら胃痛同盟を組んでいた。 そんな幼少期の邂逅から十年の歳月が流れ、貴族学園への入学を機に、隠しきれなくなった十年分のツケが一斉に襲いかかる。 しかも、夜の猪娘がやらかし、情報屋が死に物狂いで尻拭いをしてきた結果、二人の周囲はとんでもない勘違い狂信者の巣窟と化していた…… 不意打ちビンタで極上の玩具を見出し、氷の仮面で運動音痴を隠して愉悦する初恋無自覚腹黒王子。 暗闇を超物理の光でこじ開けられ、激重感情狂信者シェフへと進化した特待生ヒロイン。 マッチポンプの果て、痛みを渇望する変態戦闘狂へと変貌した方向音痴な堅物騎士。 救いの言葉を胸に地獄まで同行を誓う、全肯定な聖母系美オネェ養護教諭。 「……また、あの娘が何かいたしましたのね」 魔法もチートもない世界で夜な夜な超物理で大暴れをかます猪娘の裏で、完璧な淑女の鉄面皮を張り付けながら人生の防衛戦を戦い抜く公爵令嬢。 毎話、前半と後半で二人の視点がコインの表裏のように反転する、勘違いと筋肉痛にあふれた新感覚・胃痛爆走ラブコメディ、開幕です! ゆめゆめ、これは夢である。 いいえ、すべて地獄のような現実ですわ。

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小説を読もう2026/09/09
  • 現在の作品夜のゲーム脳JKが【超物理】で突っ走り、翌朝の公爵令嬢が【超絶筋肉痛】で帳尻を合わせる自給自足型勘違いコメディ