あらすじ
「30歳まで童貞だと、魔法使いになれる」
誰もが一度は聞いたことのある、くだらない都市伝説。
久世透(くぜ とおる)も、もちろん信じていなかった。
――30歳の誕生日を迎える、その瞬間までは。
常識では説明できない力。
まさか、本当に魔法使いになってしまった?
だが、ひとつの疑問が浮かぶ。
本当に“童貞だったから”魔法使いになったのか?
偶然なのか。 年齢が条件なのか。
それとも、まったく別の共通点が存在するのか。
透は周囲の人間や新たな出会いを経て
能力が発現する条件をひとつずつ検証していく。
そして検証を重ねるほど、あの有名な都市伝説とは食い違う事実が明らかになっていく。
「……これ、童貞よりも条件厳しくないか?」
やがて魔法の存在は、透の日常だけでなく、事件や警察までも巻き込み始める。
なぜ透は能力に目覚めたのか。
文化、歴史、宗教そこにヒントがあった?
そして――魔法使いになる“本当の条件”とは?
都市伝説から始まる、現代ファンタジー×検証ミステリー。