あらすじ

チリ・チロエ島を舞台にした20代30代女性向け国際恋愛の短編小説。 前後編で完結する読み切り作品です。 仕事で管理職への打診を受け、「選んだあとで後悔すること」を恐れて返事を先延ばしにしている29歳のサワダ・ミナ。十二日間の休暇で訪れたのは、南米チリ南部、木造家屋と海に浮かぶような高床式住宅パラフィートが並ぶチロエ島だった。雨宿りしたカストロの市場で、家具職人のマテオ・カルデナスと相席になったミナは、翌日、ダルカウエから戻る午後四時十分のバスで偶然また彼と隣になる。その次も、その次も同じ帰り道。しかし三度目、ミナはマテオが一本早いバスを見送ったことに気づく。「偶然」という安全な呼び方のまま近づいていた二人は、やがて自分から相手を選ばなければ続かない場所まで来る。帰国前に離れるのではなく、最後まで近づき続ける恋。 チロエ島はチリ南部の群島で、カストロでは海上に杭を立てた色鮮やかなパラフィートが特徴的な景観を作っています。チロエには独特の木造教会群が残り、16の教会が世界遺産に登録されています。

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カクヨム
カクヨム2026/09/09
  • 現在の作品四時十分のバスは、もう偶然じゃない┃チリ・チロエ島の国際恋愛短編小説