あらすじ

飼い猫のハルは、ある朝気づいたら島にいた。 港の倉庫で段ボール箱を探索していたら、いつの間にか漁船に乗り込んでいた。気づいた時には、外は海だった。 たどり着いた島は、猫だらけだった。 「ここは、お前の場所じゃない」と告げる古株の野良猫コウ。島の猫を静かに記録し続ける、猫型AIのシオ。何も言わずに皿だけ増やす老婆。 帰りの船まで、七日間。 コウはなぜ島を出ようとしないのか。シオは何のために記録しているのか。屋根裏に残る、もういない猫の匂いは。 ハルは島で、帰る場所があることと、ここにいることの違いを、少しだけ知った。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/09/09
  • 現在の作品【短編042】 風と、猫の島:迷い込んだ猫と、記録するAIと、島の風の話。