あらすじ

正解の音を失った少女が、絶対的な暗闇で見つけた私だけの和音。 「きみはこの合奏に存在してはならない不協和音だ」 顧問の冷酷な言葉に傷ついた中学生の架乃は、ポケットの中の小さな音叉だけを頼りに自分を保っていた。 その大切な音叉を、立ち入り禁止の「不知火の洞穴」で落としたことに気づいた架乃。 必死の思いで夕暮れの洞穴へ向かうが、手元のライトがパツンと消え、視界は完全な漆黒に塗り潰されてしまう。 光も、道標だった音叉も失った暗闇の中で、架乃の耳に届いたものとは――。

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小説を読もう2026/09/09
  • 現在の作品#028『静寂に木霊する和音』