あらすじ

三十二世紀、日本にて――――― 人類史上最大の災厄だった第三次世界大戦から千年、統制の取れた美しく完璧な社会を実現した人類は、三つの種に分かれて生き延びていた。感情と記憶を継ぐ〈旧人類〉、合理と演算に特化した〈新人類〉、そして異能と孤独を背負う〈竜人類〉。街の中で生きる新人類と旧人類は、街の外で生きる竜人類と互いに干渉せず、脆い均衡の上に成り立つ世界でそれぞれが平和に暮らしていた。 しかし、街の外にある羽切山の空が赤く染まるという夢を旧人類の多くが同時期に見るという謎の現象をきっかけに、旧人類である少年・キクトは幼馴染の少女・佐倉と共に街の外に興味を持ち始める。その頃から羽切山の方から得体の知れないサイレンが鳴り始めるなど、不穏な空気が子どもたちを包んでいた。キクトと佐倉は実際に街の外へ足を運んでみることにするが、そこには想像だにしなかったおぞましい現実が待ち受けていた……

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小説を読もう2026/09/09
  • 現在の作品龍と命の少年 ~災厄の待つ世界で出会う種族たち~